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レザーのジャケットはおって♪
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キーボードをやっている理由(1)のつづき090615_212922.JPG


小学校6年生の時まで県営団地に住んでいました。
当時は地元の熊本県内でもかなり大きな団地群で、1棟が30世帯の集合住宅が約50棟もありました。
ですから校区のほとんどはその団地でまかなっていたので、通っていた学校の生徒のほぼ全員がその団地に住んでいたという、今思えばちょっと特殊な環境でした。

小学校2年生の頃、僕が住んでいた団地の同じ棟でしかもお隣さんに「香子(きょうこ)ちゃん」という3歳年上の小学5年生の女の子が引っ越して来ました。
後で知った事情によると両親が離婚してしまい、一人っ子の香子ちゃんはお父さんの方に引き取られてのお父さんと2人暮らし開始だったようです。

同じ団地の棟内には割と若い夫婦が多かったので、その子供も小学生くらいまでの子が多く、子供の僕らはみんなとはとても仲良しでいつも一緒に遊んでいました。
毎日、公園で野球したりサッカーしたり鬼ごっこや缶蹴りなど・・・ファミコンも出ていた時代でしたが、みんな団地に住んでるあまり経済状況に余裕が無い家庭ばかりなので、ファミコンなどのゲームを持っている人もほとんど居ません。
テレビゲームにはみんな憧れていましたけど、まだ当然の様に毎日暗くなるまで外でばかり元気に遊んでいました。

そんな中に3歳年上で小学5年生の香子ちゃんがその団地内の隣に引っ越して来た訳ですが、女の子というのもあって遊び方も違うし、僕ら男だけのグループには当然入ってくる訳でもなくて、最初に挨拶をしただけですぐには仲良くなる事が出来ませんでした。
それに小学生にとって3歳の年の差はかなりのもので、自分にとっては本当に「年上のお姉さん」という感じで小学校上級生ですし相当大人に感じられました。
香子ちゃんはお父さんと2人暮らしで、そのお父さんも仕事で帰ってくるのが毎日夜9時過ぎとかでしたので、いつも1人ですごく寂しそうです。
きっと色々な事情があったのでしょうが両親が離婚したばかりなので、なんだか引け目を感じている用にも見えましたし、時折団地の階段とかですれ違った時の礼儀正しく挨拶してくる姿が、とてもしっかりしていて逆に大変で不幸そうにも、僕は子供ながらに感じていました。

僕が通っていた小学校は4年生から部活動にも入れるのですけど、香子ちゃんは学校が終わると真っすぐ帰宅しているようで、部活はやっていないようでした。
でも、毎日夕方4時くらいになると隣の香子ちゃんの家からピアノの音が聴こえていました。
毎日毎日暗くなる夕食時まで・・・


次回、キーボードをやっている理由(3)につづく・・・

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