◆ 過去の話

今から１０年以上前、オーストラリアでの１年間の海外生活を終えて日本に帰国してから、新たに何の仕事をしてそしてどう生活していくのか色々と考えていました。

オーストラリアでの生活はとても大変で苦労も絶えないものでしたが、それを直接仕事に生かせるかというと疑問点がありまして、大した語学力も持たない自分なので「海外生活をした」という特別な効力は何もないです。

 

しかしながら、そんな中一つだけ頭の中に残るとある素敵な記憶がありました。

 

 

英語力も全くないのに、オーストラリアのシドニーに航空チケットと１０万円だけを持って何の当てもなく旅立ったのはいいのですが、到着してからは知ってる人もいないし、どうしていいかもどこに行けばいいのかもどう話せばいいのかも全てが分からない孤独な状況だった時、ただ暇だけを持て余していたので毎日大きなショッピングモールに行っていました。

もちろん買い物をするわけでもなくただウロウロと時間を消化するだけの日々で、そんな中ある日お洒落なサーファーズブランドが入っているアパレルショップに服を見に行きました。

お金も持ってなくて何も買わないただ見るだけの自分なので、なんとなくお店の店員に話しかけられないようにしながら憧れの目で服を見ていました。

所が自分を見つけたサーファーっぽい男性店員が笑顔でこっちに寄ってきて

「Hi ! May I help you?（いらっしゃいませ）」

と話しかけて来ました。

ただ見るだけの自分は慌てて

「I'm sorry, I'm just looking.（すいません、見てるだけです）」

と僅かに知っている英語を言って難を逃れようとしました。

そうすると店員は

「Not at all, It's good. Please look slowly.（全然イイですよ、ゆっくり見ていってくださいね）」

と言ってくれました。

これが現地の人との初めての会話でした。

なんだかこんな英語も分からなくて観光客でもないオドオドした日本人にも、ちゃんと笑顔で対応してくれる事がすごく嬉しかったです。

 

そしてそれから３日後、また暇を持て余していた自分はいつものごとくショッピングモールに来ては１日中ウロウロと時間を消化していましたが、そんな中この前に行って優しく対応してくれたアパレルショップが気になって、勇気を出してまた行ってみようと思い足を運びました。

お店に入るとこの前話しかけてくれた男性店員がいまして、洋服を見ながらチラチラと店員を気にしているとその男性店員と目が合いました。

そうするとその店員は満面の笑みを浮かべてこちらに寄ってきて

「Hi ! Moreover, it come here.（やあ！また来てくれたんだ）」

どうやら自分の事を覚えてくれているようですごく嬉しかったです。

そして頑張ってあいさつを返してみました。

「Hi !」

そうすると店員は笑顔で何やら自分に話していましたが、当然英語がチンプンカンプンな自分はまったく理解できませんでした。

それから店員は何やら何かを思い出したように

「It's so！There is the good one. please wait for a moment.（そうだ！いいものがあるんだ。ちょっと待ってて）」

そう言って倉庫の方に行き、何かを取り出して戻ってきて

「This to you.（これどうぞ）」

ポスターとキーホルダーを自分にくれました。

それから聞きとれない自分にも丁寧にポスターに写っているサーファーの説明をしているようで、一通り説明を終わると握手をしてくれてこう言ってくれました。

「Thank you ! please come at everytime.（ありがとう！またいつでも来てね）」

 

 

まさか買い物もしてないのに物を貰えるとは思いもしませんでしたしとても感激しました。

遠い異国の地で友達も知り合いもいない、まともに会話すら出来ない外国人の自分にこんなに親切にしてくれた記憶が、１年後に日本に帰ってからもずっと頭から離れませんでした。

 

それなので漠然ではありますが、自分もお店を出して今度は逆にお客さんにお返ししたいと真剣に考えました。

◆ 夢

「夢」って持ってますか？

自分はまだ夢がたくさんあります。
本当は夢って現実的じゃなく漠然な感じなので、「目標」というよりリアリティがある言葉が当てはまるのかもしれませんが・・・・。
一般的にもう自分くらいの年齢になると夢というものには疎遠になってきて、安定や保守とかいう言葉の方が求めているものと一致してくるのかもしれません。
当然ながら今さら「プロ野球選手になりたい」とか「サッカーワールドカップに出場したい」などは不可能なものになっていますが、俺自身はまだまだたくさんの叶えられる夢を持っていますしその夢に向かってまだまだ攻め続けて成りあがっていきたいです。
「男の夢＝仕事」というのが基本的なのでしょうし、自分の夢も仕事の夢を叶えてこそ全てが叶うわけなので、あえて抽象的にしか表記しませんが・・・頑張りたいと思います。

音楽に関しての夢はというと・・・・
実はガキの頃の夢はほとんど叶えてしまいました。
・〇〇の曲が弾けるようになる
・欲しい楽器、機材を手に入れる
・ライブをする
・ライブ映像をＤＶＤ化する
・ライブ映像を配信する
・自分のオリジナル曲を作る
・オリジナル曲を音源化してＣＤにする
・オリジナル曲を配信する
・オリジナル曲でライブする

音楽に関してはプロ志望はなかったですし、こんな些細な夢だったのでとりあえずは叶えてしまってますんで、あとはオリジナル曲の全部のパートを演奏してレコーディングすることかなぁ・・・。
だから今は一人でスタジオ通ってドラムの練習しています。

◆ What do I want to do?

先日、熊本のミュージシャンのRock' N RANNO氏にもボヤキましたけど、今自分自身どんな音楽がやりたいのか分からなくなりました。
普段あまりテレビは見ないのですが、深夜の音楽番組や日頃のチャートは必ずチェックして最新の音楽にもアンテナ高くしてまして、「すごいなぁ」「イイなぁ」って感じで何を聴いても良く感じています。
どんなジャンルでも素晴らしいと感じますし、演歌でもやってみたらおもしろいかもと思います。

でも、それってなんでもありだけど志向やこだわりが無くなってしまったって事ですよね？
Rock' N RANNO氏も言ってくれたように「Tsukasaは器用で何でも出来るから」ってポジティブな事ではありますけど、自分自身とすればイマイチ何がしたいのか分からない状態です。
実際最近やっている音楽もオリジナルがビジュアル系ぽいロック、エレクトロポップ、デジロックでコピーがラルク、椎名林檎、ＴＭＲなどと色々やってて、最近知り合った人からは「元々は何？」とよく尋ねられます。
もちろんどんな音楽でもやってて楽しいし何の不満も無いのですが、人間としてなんだかこだわりが無いのって基本的に嫌いです。

本当は随時頭の中でイメージしている表現したい音楽っていうのはあるんです。
だけど難しすぎて・・・・・
無機質というか感覚的というか、あえて表現するとシンプルなリズムループに美しいサウンドとノイジーなサウンドの両立、コードとか形式は無くてメロディもなく主旋律はあくまでインプロ（即興音楽）的な羅列。
明るくもなく暗くもなくノリも感情もなくボイスはあっても歌なんか要らない感じ、ただ時折激しさは欲してサウンドには異常にこだわりたい音楽です。
なんとなく・・・真夏の炎天下の猛暑の中で、遮光されてる暗い地下室のエアコンが効いた冷たい無機質な部屋ってイメージかな（笑）

頑張って作ってみようかなぁ・・・でも聴いた人は「？」って感じだろうけど・・・。
 

◆ 結婚相談所

結婚相談所に行ってまいりました・・・。

結婚相談所とは言うまでも無く今流行りの婚活の主流で、登録することによって異性との出会いの紹介、お付き合いから結婚に至るまでの支援をしてくれるという所です。

私、３０男で婚歴なしの独身・・・まさに結婚相談所からは都合のいい客で、頻繁に勧誘の電話がかかってきます。
正直、結婚相談所なんかまだ付き合ったこともないチェリーボーイが行くような所と思っているので、ずっと無視し続けていたのですが、あんまりしつこいので興味本位で一度随時開催されている説明会とやらに行ってみようかなぁと思いました。
まあ、現状としても３０も過ぎて今は彼女もおらず、最近は母親や親戚も気を使って何も言わなくなってきたし、周りの誰も紹介も何もしてくれないし、ちょっと危機感も出てきた年頃なので（笑）

で、某大手企業の〇〇〇〇という所の説明会に行って来ました。
場所は福岡市天神のとあるビルの上階層にありまして、中に入ってみるととてもお洒落かつシンプルで広々とした空間の店舗でした。
入った瞬間、美人でスレンダーな女性が満面の笑顔で寄ってきて受付の手続きを案内してくれました。
それからアンケート記入ということで書類を渡されたのですが、アンケート用紙がなんと１０ページくらいもあります。
中を見てみると記入しなければいけない質問も１００はあるでしょうか・・・これは大変だなぁと思いながら、１２畳はある個室の本革のソファーに座らされて頑張って書きました。

アンケートを記入するだけで２０分はかかったでしょうか？
ようやく書き終えて書類を返しに行くと・・・

「担当の〇〇でございます。」

と、これまたショートカットのかなりの美人な方が挨拶に来ました。
多分、説明会に来た男の誰もが思うでしょう・・・「この女性がいい」と。
出会いを見つけに来て、目の前のどうにもならない超美人から出会うための説明を聞く・・・なんという儚さだ。
そんなことを思いながら説明会は始まったのですが、説明会と言っても大人数に対しての話ではなくて自分一人に対しての説明と言うかただの営業・・・まあ予想はしていましたけど。

それから色々とシステムだったりプランだったりと意外と複雑な説明を長々と受けました。
割と向こうが一方的に喋るパターンで聞いてて飽きるしけっこう疲れてきます。
時計を見ると既に１時間以上は経過しており、聞いていた「３０分間の説明会」とはかけ離れていました。

システムを簡単に説明すると・・・
入会して会員登録し、それから登録してある異性の中から条件に合う人を選んでセッティングを依頼するか、自分の希望条件の異性を探してもらうか、それ以外に出会いパーティーやイベントに参加するか、ネットや会報で紹介されるコミュニティに参加して相手を探すかで、どれも大した事ないし自分で探した方が早い気がする内容です。
それで出会ってからデートを重ねていくに当たり、相談を受けたりのサポートをしてくれるそうですが、何を相談するんでしょうか？
着ていく服やどのお店にするかとかキスはいつどのタイミングですればいいかとかなんですかねぇ？
なんだか聞いててしょぼいなぁと思いました。
そしてブライダルのサポートサービスもあるらしいですが、そんなのサポートというかただの斡旋ですからねぇ。

で、気になるお値段なんですが・・・いくつかシステムがある中で、毎月６名以上ご紹介プランの一番大まかなのが入会登録料が約１１万円で、更に月々の会費が約１万３千円かかります。
基本的に出会って終わりではなく、付き合い始めてからも月々の会費は払わなければならなくて、結婚して初めて終わりで退会になるらしいです。
なんで入会して６カ月後にいい出会いがあって、交際し始めて１年後に結婚したとするならば、全部で最低でも合計約３５万円はかかる事になります。

思ったほど高くはないかも・・・

まあ、自分で何も出来ない人にはいいかもしれませんけど、どれもこれも「そんなの自分で出来るよ」というような内容ですし、「こんなもんかぁ」となんだかガッカリしました。
それから怒涛の入会登録の勧誘が始まりましたけど、そんな小娘ごときの勧誘をハッキリと断るくらい普段の仕事からしたら屁でもないので、ソッコーであっさり断って帰りました。

もっと楽しめるかと思ったんですけどイマイチでした・・・。

◆ 掃除

今日も頑張って掃除しました。
先日にベッドルームの部屋をがっつり掃除したので、今回は楽器やデスクや電子機器がある部屋の掃除です。

まずは掃除機で棚やデスクや電化製品や楽器のホコリをある程度吸い取ってから、ホコリとりハンディモップで一つ一つ丁寧にホコリを除去していきます。
それからカーテンとカーテンレール、フローリングの掃除機かけを行ない、それからはマイペットをデスクや棚にふりかけて台拭きで拭いていき、その後はフローリングの雑巾がけをします。
途中、ソファーを１台思い切って捨てるためにベランダに出しました！
高かったんですけどほとんど使わないし完全にオブジェとしか役割が無くて、なんだか見た目がキレイなだけの女性にお金を使わせられてるような錯覚に陥ったので、いい加減嫌気がさしてここらでお別れすることにしました。
そして最後は窓ガラス（内側だけ）を拭いてエアコンのフィルターを掃除してからファブリーズをふりまくって終わりです。
これでだいたい５時間くらい・・・最近は集中力が続かないのでこれが限界です。

まあ、自宅に来た人たちには「キレイ」「デザイナーズマンション？」「生活感がない」「ホントに住んでるんですか？」などと言ってもらえるくらいキレイにはしているつもりです。
なんでもない女の子とかは家に来て「わぁーキレイ！」とワーワーギャーギャーとテンション上がって騒ぐ事が多いですが、逆に付き合い始めて初めて家に来た彼女とかの場合は「ふーん・・・」て感じでリアクションが低いのでなんだか面白いです（笑）

で、だいたい言われるのが「Ａ型でしょ？」と・・・・確かにＡ型です。
血液型の事についてまったく詳しくないのでなんで部屋がキレイだとＡ型になるのか分かりませんが、でも自分の周りのたけし君も池田も岩田もジャンボもみんなＡ型ですがみんな部屋はめちゃくちゃ汚いです。
池田の家なんか衛生的にも問題があるレベルでテレビのリモコンにしてもベタベタしていて触る気もしませんし、ジャンボの家はゴキブリがいるし布団は万年床だし臭いしでマジでありえないくらいです。

なんかただの掃除好きと思わると心外で、ハッキリ言って自分は掃除が嫌いです。
しんどいし面倒くさいし出来ればやりたくないし、でもペットもいるからマメに掃除しないとホントに汚れてしまうので、いつも音楽とか聴いて無理やりテンション上げて取り掛かってます。
誰だって汚いよりキレイが好きでしょうし、自分もせっかくならキレイでお洒落な所に住みたいから頑張っているわけなんですよ。